「集中力がない」人は別の力があるかもしれない【前編】
こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。
みなさま、集中力はある方ですか?ない方?私は、まったくない方です。
でも「集中力がない!」と嘆くよりも、ちょっと発想の転換をするだけで、見える景色がずい分変わるかもしれません。
そこで、この記事では集中力以外の力に焦点を当てて考察したお話をします。
今回の前編では、私のエピソードを例にお話していきますね!
(厳密にいうと、集中力とは「ない」というわけではなく、「誰にでもあるもの」のようです。
なので、「集中力が続かない」が表現としては正しいのですが、この記事ではわかりやすくするために「集中力がない」と書くことにしました)
- 「集中力がない」=「悪いことじゃない」と考えるきっかけになった本
- 勤め人だったころ、「お前は集中力がない」と言われた
- 自分に「集中力がない」と気づく
- 「集中力がない」人は別の力があるかもしれない前編まとめ
「集中力がない」=「悪いことじゃない」と考えるきっかけになった本
本題に入る前に、「集中力がないことが別に悪いことではない」と、考える発端になったのがコチラの「脳には妙なクセがある」。
私は「脳には妙なクセがある」をもとに作成された「Naverまとめ」の記事を見たのが、考えるきっかけになったと思うんですが、今回残念ながらその記事を見つけられませんでした。
この本では、集中力をはじめ、音痴と脳の関係、においと記憶の関係などなど、脳をテーマに色々と取り扱っています。
根拠のある論文を、頭のいい人がやさしくやわらかく書いてくれているので、雑学本を読むように読めます。オススメ。
ちなみに、こちらの「医師のつくった『頭のよさ』テスト」の感想でも、音痴と脳の関係について説明するのにこの本を使っています。
集中力ではなく「分散力」
前置きが長くなりましたが、今回紹介したいのが本文p304-305「集中することはよいことか?」と題した内容です。
ちなみに私は、集中力とは、本来、動物にとって不自然なものだと考えています。集中するということは、周囲に乱されることなく、一点に意識を集めることを意味しています。
野生の動物を想像してみてください。たとえば、シマウマが地面の草を食べることに集中することは、よいことでしょうか?
そんなことをしたら、肉食獣の格好の餌食でしょう。野生の動物たちは、一点集中を避け、むしろ、意識を周囲に分散させながら外敵に注意する「分散力」を必要とします。だから、集中しないようにする”非集中力”を発達させてきたわけですし、その能力に長けた動物たちが生き残ってきているわけです。
(「脳には妙なクセがある」より引用 )
なんと、集中力よりも、非集中力を戦略にできた例を紹介しているですね。
それが「分散力」です。私の場合は散漫力とも言えますが汗
私はですね、この本文の記述から、昔働いていた職場でのことが結びついていきました。
勤め人だったころ、「お前は集中力がない」と言われた
集中力について考えさせられるきっかけになったその会社は、私にとって人生2社目の会社でした。
この会社は、1社目同様、地に落とされまくった会社だったのですが、徐々に浮上できた会社でした。
私の中では、愛憎入り乱れた会社です。こちらの記事でも登場していますね。
で、この会社、狭い範囲でちょこまか動かなくてはいけないところでした。
パソコンの作業をしていたと思ったら、機械の調整をしたり、店頭で接客、電話で応答、かと思ったら、別の階に移動して荷物の梱包…などなど。
メイン→フォロー→メイン→フォローのとっかえひっかえをイメージしていただければいいかと。
荷物出荷のタイムリミットもあったので、とにかく常に動き回っているような職場でした。
パソコンの前に座り続けるのが苦手だった私
私は、その中でもメインの仕事である、「パソコンの前にずっと座り続ける」作業が苦手でした。時間が経つと気がそぞろになるんです。
ここで上司からよく言われたのが、「お前は集中力がない」。
苦手な作業はいくつかありましたが、私はそれまで自分のことをどういうわけか「集中力がある!」と過信していたのですね。
なので、その言葉は私にとって晴天の霹靂だったわけです。
自分に「集中力がない」と気づく
さて、「パソコンにずっと座り続ける」。たったこれだけなのに、どうしてこんなに難しいのでしょうか。
集中力を鍛えるために、上司から「作業の時間設定をしなさい」と言われたものの、毎日のようにこなす大量の仕事と時間に追われ、結果上達せず…。
「集中力がない」私の性分について考えてみた
他にも、自分の性分を挙げてみると…
- 持続力がない
- 根気がない
- 持久戦が苦手
そう、典型的な続かない人間なのです。
すぐに飽きます。意識がすぐに他所へそれます。
人の話も、興味がなかったり面白くないと思ったら、まったく別のことを考え出してしまう。話す相手によるけども。
今、書いてて気づいたんですが、やたらとiPhoneのウィンドウ数が開けっ放しで多いのはこういう性分のせいかも汗
と、こんな感じに、仕事を通じてはじめて自分が「集中力がない人間」だと気付かされたのでした。
「集中力がない」人は別の力があるかもしれない前編まとめ
前編は、集中力がない例として私のエピソード紹介をしました。飽きて辞めてしまったエピソードには、枚挙にいとまありません。
さて、後編では集中力がないことで、自分の長所を発見したお話をします。
読んでいただきありがとうございました!
後編はコチラ!
今回紹介したオススメ本、「脳には妙なクセがある」はこちら!