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「集中力がない」人は別の力があるかもしれない【後編】

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こんにちは、ルレムラ(@luremura)です。

 

前回に引き続き、「集中力がない人は別の力があるんじゃないか」というお話をしますね。

 

前回の記事はコチラ。私自身の「集中力がない」エピソードを例に書いています。 

 

www.lure-tashoku.net

 

後編では、集中力がないとわかったことで、自分の長所を発見したお話をします!

 

 

 

【前編のまとめ】集中力がないことで考えるきっかけになった『脳には妙なクセがある』と「お前は集中力がない」

まず簡単におさらいしておくと、集中力がないことで考えるきっかけになったのが、前編で紹介した「脳には妙なクセがある」

 

この本で登場したのが、草食動物の非集中力、「分散力」でした。 

 

 

で、もう一つが私の勤め人時代、上司の「お前は集中力がない」という言葉。

 

両方とも、確かに同じ指摘なのですが、前者が集中力がないことに肯定的、後者が否定的と、まるっきり真逆の指摘です。

 

そこで私の中の価値観が逆転しました。

 

 

「別に、集中力がないからって悪くないんじゃない?」

 

「むしろ、別の力があるんじゃない?」

 

 

そう、視点が変わったことで、新たな考え方ができるようになったわけです。 

 

集中力がない代わりに自分にある力3つ分析

では、実際に集中力がない代わりに、私にどんな力があるのか?どんな風に捉えられるようになったのか?書いていきますね。

 

【分散力】別名「小心者のお母さん力」

 

集中力の代わりにある力、今回のテーマのひとつ「分散力」です。

 

この分散力ね、私の解釈だと「察知力」です。別名「小心者のお母さん力」と名付けました。

 

というのも、私は元々

 

  • 周囲の環境に敏感 → 全体の雰囲気や空気を感じやすい
  • 気が散りやすい → 色んなところに目がつく

 

総じて気づきやすい性分です。

 

こんな私ですが、仕事で何度も言われたのが、「相手のフォローに回りなさい」「相手が何を欲しているか考えなさい」でした。

 

ごく当たり前のことですが、私は全くできていなかったのですね。

 

しかし、何度か言われ、繰り返すうちに、次第にできるようになったのです。

 

で、元々自分にあった分散力とあわさるうちに… 

 

  • 無駄なく動けるようになった
  • 別の作業をしていても、お客さんが来るとすぐわかるようになった
  • 人員の足りない所がすぐわかり、フォローに入れるようになった

 大体、職場になじんだらできるような力ですが汗

 

でもね、できてない人はできないんですよ…

 

分散力が強化された結果(?)飼っている猫の気持ちに気付けるようになった

 

仕事で強化されてしまった分散力なのですが、私生活も影響されたようです。

 

たとえば、もう少し周囲の人に優しくできるようになったような気がします。

 

中でも一番大きかったのは、「飼っている猫の気持ちをおもんばかれるようになった」

 

2社目の会社を辞めて少し経った頃に、「ひょっとしてこんな気持ちだったの?」と、飼っている猫の気持ちにハタと気づいた瞬間がありました。

 

どうして今まで気づかなかったのか、これが自分でも結構ショックでして…。

 

もっと愛情をこめて接するようにしたところ、心なしか以前より甘えてくるようになりました

 

私の場合、分散力を強化させた結果「相手を思いやる力」も強くなったのかもしれません。

 

【機動力】一度スイッチが入るとパタパタ動ける

 

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私の場合、腰を据えて集中するのは苦手ですが、一度スイッチが入ると発揮するのが「機動力」です。


これは、ちょこちょこ動き回る仕事をしていなかったら、気づかなかったと思います。

 

おかげさまで、最終的には職場の中でもかなり早く動けるようになっていました(ただし、精密さや緻密さには欠ける)。

 

私のように、じっと座って集中するのは苦手な人って、パタパタ動き回っている方が得意な人が多いかもしれません。 

 

【爆発力】長期戦は苦手でもバーッと動ける一点集中

 

私は持続力も根気もありません。長期の持久戦も苦手。

 

でも、一点集中のような変な爆発力」があります。

 

この爆発力なんですが、感覚として、全部の力をバーッと使ってしまう感じ。とくに、気持ちの焦りが強いと、普段の倍以上に動けます。

 

私みたいに目立ちたくないけど目立ちたがり屋とか、あまのじゃくとか、そんな要素を持っている人は、爆発力があるかもしれませんね。

 

  • 仕事では「しめきり前に凄く速く動ける」
  • 私生活では「カラオケ宴会部長になる」「遅刻ギリギリの猛ダッシュ」

 

まぁ、カラオケ宴会部長にいたっては、普段おとなしい人が急にQueen歌いだしたらひくよね…。

 

と、こんな感じに集中力がない代わりにアチコチで爆発力を使っています。

 

集中力がなかったおかげで「意外と動ける」ことがわかった

なんだかんだいいつつ、私が集中力がなくてわかったのは、「アレ、私ひょっとして意外と動ける?」でした。

 

 

世間一般的な集中のイメージ = 机に座って作業に没頭

 

 

ではありませんが、むしろ、色んなことを短い時間のうちにする方が、頭の切り替えができているんですよね。

 

私なりの集中になっているのかもしれません。

 

でも短時間限定の力だから、上手に使おう

 

ただですね、この性分、非常にムラがあるので、長時間の安定さはありません。

 
電池が切れたように、全部面倒くさくなったり、眠たくなったりしますね。ちょっとしたウルトラマンみたいです。

 

使い方を上手に使えば、もっと飛躍できる力なのかもしれません。 

 

私が集中力がないことでわかったこと

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集中力がないことでわかった、別の力について分析したお話でした。

 

私は、なんだかんだで高い集中力はやっぱり憧れです。

 

高い集中力で、もっと短時間でサクサク記事を書けるようになりたいし…

 

でも、こんなふうに「集中力がないからダメ」ではなく「代わりに分散力がある」と捉えるとどうでしょう?

 

それまで気づかなかった、自分の得意な力にも気付いて、魅力として活かせるかもしれません!

 

読んでいただきありがとうございました!

 

 

登場した「脳には妙なクセがある」はこちら。

 

 

今回の記事の前編はこちら。

 

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